2011年6月5日日曜日

rtvの中継技術について

こんにちは、rtvの代表の須澤です。

今回はrtvのUstream中継技術の概要についてです。

まず、以前にも書きましたが僕たちrtvの活動内容には、
・アナウンサーによる実況、解説。
・カメラ、映像スイッチング、音声ミキシング、テロップ製作、Ustream配信などの制作技術。
・Twitterなどを利用した広報活動。
があります。
そしてスタッフ全員が持つ技術を発揮できる各分野に別れて活動しています。

僕自身はrtvの代表をしていますが学部では映像を専攻していたり、3年間音響(放送,PA)を中心に活動してきました。rtvでも代表と同時に技術的な部分を担当しています。そしてかなりの機材オタクで、rtvで使用している90%は僕の私物です笑
映像スイッチャーシステム、映像の同軸ケーブル、音声ケーブル、Wimax用アンテナなど自分で製作しているものも中にはあります。
Ustream配信現場でできるだけ素早くセッティングしてコンパクトに収まるようにいろいろと工夫するのが楽しいのでアイデアを思いついては実験しています。

このようにアナウンサー、番組制作技術、広報を全て僕たち学生で行っています。
ですので、ここで紹介する技術は僕たちオリジナルのものばかりですが参考にしていただける部分もあると思いますので御覧ください。


rtvの機材について
細かい機材の製作方法やテロップの表示方法、エンコードの設定などは今後紹介していこうと思いますが、主な機材は以下のとおりです。

・配信用パソコン
MacBookPro'15 core i7

使用ソフトウェアは「Wirecast4」です。Ustreamへの配信とMac上への録画(ustream producer proではWeb上への録画しかできない)、得点などのずべてのテロップをこのMacでしています。テロップ製作はPhotos総合ディレクターと配信マスターとテロッパーをすべて兼ねてここで1名のスタッフが付きます。


・ネットワーク回線
WMX2-U01と専用自作パラボラアンテナ

Wimaxの回線を使用しています。様々な端末を試していますがUSBタイプのものが一番安定していました。アンテナは自作パラボラアンテナです。通信速度が良いところで約2倍まで上がります。(端末やアンテナの作り方などは今後紹介します)


・映像スイッチャーシステム
右下:Roland V-4,左下:YH-446C,上:7インチ液晶モニター×2,中心:Canopus ADVC-55


Roland V-4がスイッチャー、YH-446Cが画面分割器(ループスルー方式)、液晶モニターの右側がYH-446Cから出力された映像でカメラモニター用、左側がV-4のプレビュー用、Canopus ADVC-55がSDのDVコンバーターです。

アメフト中継などで表示しているPinPでの時計表示はV-4で行っています。

YH-446Cは元々は防犯カメラモニター用のものですが、ループスルー方式と言って各入力をそのままスルーしてくれるため、各カメラ→YH-446C→ループスルーでV-4という使い方です。

モニターは車載用の安価なものを使っています(2台で1万円くらいだったような)。16:9表示に対応しています。

Canopus ADVC-55は映像と音声をDV変換しMacへ送っています。

rtvの放送は全て16:9で放送していますが、カメラからの映像はスクイーズで出力されモニターで引き伸ばして表示しています。最終的にCanopus ADVC-55へもスクイーズ入力されWirecast上で引き伸ばして16:9にしています。

このスイッチャーシステムは中の機材は中古で購入したものですが、すべて簡単に結線できるように作りました。SWとモニターとエンコーディング部分のセッティングは1分で終わります(笑)。
以下の中にこれらの機材が全て入っています。

スイッチャーシステムの収納時
・カメラ
Panasonic AG-HMC155など業務用カメラ3台
Panasonic AG-HMC155

これらはレンタルすることが多いです。スクイーズアウト出来る機材を使用しています。
他には専用にPinPで時計を表示させるためのカメラをクランプスタンド付けて撮影しています。


・ケーブル,変換端子各種
映像用同軸ケーブル・音声ケーブル約100メートル、複合ケーブル(A2-V1)100メートルなど。


・音声ミキサー
Roland M-16DX,ARX 8-pre

Roland M-16DXはデジタルミキサーでとても小型な上、コントローラーと本体が分かれています。写真の上にのっている部分がコントローラーです。
下の3Uラックに入っているのがM-16DXの本体とARX 8-pre マイクプリアンプです。
コンプレッサーやファイナライズ機能も内蔵のものを使っています。

普段はラックを下に立てて置けるようにしておいてケーブルがかなりスマートになります。
電源やパッチもすべてセッティングしてあるため、音声関係も卓回りのセッティングは1分で終わります笑
M-16DX,ARX 8-preの後ろ
ここでMIXした音声をADVC-55に送っています。


Shure SM10A,Beta57aなど
SM10Aは実況・解説用、Beta57aはステレオノイズマイク用に使っています。
rtvの放送はすべてステレオ収録しています。


・ヘッドフォンアンプ
BEHRINGER ヘッドフォンアンプ HA400

BEHRINGER HA400
アナウンサーに音声を返すために使う機材です。


・モニター
Sony LMD-1410
これもアナウンサーに映像を返すモニターです。

HA400とLMD-1410

・インカム回線
UNIPEX WM-C301
カメラマンや制作などスタッフなどに連絡するための機材です。元々工場見学などのガイドに使われるもので双方通信できるものではないですが、SWとディレクターの音声とアナウンサーの実況をM-16DXでMIXして送信しています。
実況の音声を同時に返すことで試合の状況などをスタッフ全員が把握できるようにしています。


セッティングプランについて

これらの機材を現場でセッティングをメンバー全員で行うために配信場所ごとにセッティングプランというものを書きます。
音響のPAの現場や映像の現場では当たり前にあるものですが、これは僕がrtv用に独自に作ったものです。
前回の第61回神戸ボウルの際のものがこちらです。
20110529神戸ボウル 立命館大vsパナ電工 セッティングプラン

下見をしてないことや雨の影響でケーブル関係のプランは大幅に変更になりましたが、卓回りの機材とInput Output関係は当日もこのとおりに配信していました。


これらが僕たちが中継で使っている主な機材とセッティングプランです。各機材の詳細については今後紹介していきます。





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